描いた全ての線が現実となる。

2017年 入社

構造設計を始めたきっかけは?

初めは、"建築系の仕事に就けたら"という漠然とした気持ちで、建築系の専門学校に進学しました。
構造設計はおろか、設計業務に携わる仕事に就くことさえ考えていませんでしたが、勉強を進めるうちに様々な建築の世界に触れ、構造の分野に興味を持つようになりました。
元々、理数系が得意だったことや、担任の先生を含む諸先生方の勧めもあり、構建設計事務所に入社しました。

仕事の内容と魅力について教えてください。

最初は構造のことが全然わからず、先輩に指示されたことをこなすだけで精一杯でしたが、理解が進むにつれ、自分なりにこだわりをもって作図に臨めるようになったことで、より仕事が楽しく感じられるようになりました。

また見学や配筋検査、既存建物の耐震診断の現地調査など、現場を実際に見ることで、配筋や接合部など自分が普段描いている図面がどういうことを描いているのかをさらに深く理解することができます。

また、構造図から実際に造られていく過程や、完成して機能している建物をみると、モチベーションの向上と達成感に繋がります。指示されたことをそのまま図面にするだけではなく、「表現は適切か」「部材間の納まり上不具合が生じていないか」「どうすれば不具合が正常に納まるのか」を自分で考え、打ち合わせを重ねて協力し、より良い図面を作り上げていくのが魅力です。

まだまだ勉強不足で日々教わることが多く、自信や根拠を持った意見を出すことはなかなかできていないですが、将来的には自分の考えに自信を持ち、より良い図面にするための手段が増えると、さらに仕事が楽しく、やりがいを感じられるようになると思います。

新社会人へのメッセージをどうぞ!

構造設計は、一般的な建築のイメージとは遠い部分にある仕事かと思いますが、建築において最も人の命に近い分野の一つだと思っています。理解するほど面白く、より責任感の強くなる仕事です。

自分で描いた構造図の全ての線が現実のものとなります。
線一本に対する責任とこだわりを強く持つことで、やりがいや楽しみが増える仕事だと思います。
思い通りにいかなかったりうまくいかないことも多く、きついこともあるかと思いますが、その分の達成感も限りなく大きいものになります。一緒に頑張りましょう。